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【節約になるけど要注意!】山菜や野草の取り間違えで起きる食中毒対策

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【2017.12.19に類似記事と統合しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

春になると行楽シーズンでにぎわうイメージがありますよね。実際に4月から山菜採りのシーズンをむかえており「食費を抑えるために山菜採りに行ってみよう!」という人も多いのではないでしょうか。

しかし山菜採りでは山に行くということもあり、クマなどの危険動物や山菜・野草によく似ている有毒植物の存在からいろいろ注意しないといけないことが多くあります。

 

 

 

山菜や野草料理で気をつけたい!見た目ソックリな有毒植物

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クマなどの危険動物に関する被害も注意したいところですが山菜採りではそれ以外に気をつけておきたいことがあります。

それは山などで採集する山菜や野草のなかには一見すると見た目が同じなのに毒をもっている植物が多くあるということです。

 

事故が身近だからこそ疑ってほしい有毒植物

 

実際にあった有毒植物に関する事件には山菜のギョウジャニンニクと有毒植物のイヌサフランを家族で間違えて食べたことで食中毒が発生して1人が死亡するというものがありました。

この食中毒の原因となったイヌサフランは「コニヒチン」という有毒成分が含まれている植物で、取り間違えたギョウジャニンニクと葉のつき方や形が似ているため誤って食べてしまった可能性があります。

山菜や野草は住んでいる場所によっては身近な食材という認識を持っている人も多く、逆に身近だからこそ有毒植物じゃないか疑ってほしい対象でもあります。

【ちなみに:ギョウジャニンニクとイヌサフランの見分け方】

保健所の話によるとギョウジャニンニクとイヌサフランには分かりやすい見分け方があり、まずギョウジャニンニクには強烈なニンニク臭があり、茎の根元が赤紫色で根の部分に球根がありません。

それに対してイヌサフランはニンニク臭はなく、茎が緑色で根っこが球根状態になっているという特徴があるため確実に見分けることができるように山菜図鑑や野草図鑑など見分ける方法が書かれた本を見ながら採集するのが一番おススメですね。

 

観賞用植物と取り違え!ニラと間違え有毒植物のスイセン食べて死亡

 

ギョウジャニンニクとイヌサフラン以外にもニラと間違えてスイセンを食べたことで中毒死するという事件もありました。

スイセンには「リコリン・ガランタミン・シュウ酸カルシウム」などの有毒物質が含まれており、日本全国で観賞用として栽培されている以外に野生化しているため日本全国に広く分布している植物です。

そのため花が咲いていない時期にニラと間違えられやすく誤ってスイセンの鱗茎を食べた児童が食中毒になるという事件も起きています。

このようなこともあり、特に山菜採りのシーズンでは国や県から山菜や野草の採り間違えをしないよう注意が呼びかけられています。

【ちなみに:ニラとスイセンを見分け方】

ニラとスイセンの葉の部分は見た目で判断するのが難しいくらいよく似ており、幅の違いや厚さの違いはあっても難易度が高い植物です。

そんなニラとスイセンを簡単に見分ける方法としてニオイと鱗茎(球根)があります。ニオイに関してはスイセンは無臭ですがニラにはあの特徴的なニオイがあるため判断がしやすい。

そして鱗茎ですがチューリップとかの球根のようなもので地下茎の一種のことを指します。この鱗茎はスイセンにはありますがニラは髭根なので引き抜いたときの根っこを見て判断することができます。

 

確実に判断できないなら「採らない・食べない・売らない・あげない」

 

このような有毒植物による食中毒は死亡するケースもあるため山菜や野草を食用と確実に判断できない場合、絶対に採らない・食べない・売らない・人にあげないようにすることが大切です。

また、有毒植物は山菜に混じって生えているパターンもあり、安全のためにも1本ずつ確実に確認をして採集するようにしましょう。

たまに家庭菜園と観賞用の植物を近くで栽培していることが見かけることがありますが間違って食用ではない植物を食べてしまう可能性があるので要注意です。

 

やっておきたい山菜や野草の取り間違え防止対策

 

山での山菜や野草採り以外に家庭菜園で観賞用の植物も一緒に育てていると間違えて取ってしまう危険性について紹介しましたが、自己防衛のためにも取り間違えないよう防止する対策をやっておきたいところです。

1つ目の対策は食べられるものか判断できないものは絶対に食べないということです。当たり前のことかもしれませんがちょっとでも不安があったら手を止め、ちゃんと見分け方について書かれた本などを見て確認してから食べるようにします。

今では見分け方から食べ方まで書かれた多くの本が出版されており、確認してから食べても遅くはありません。自分の身体の健康のためにもしっかり確認することは大切です。

2つ目の対策として冒頭で紹介しましたが家庭菜園と観賞用植物を別に育てるということです。

普段から山菜や野草に慣れ親しんでいる人なら見分けることできるので良いかもしれませんが、毎回収穫する人が同じではない場合は自己防衛のためにも分けて栽培しておきたいものです。

 

 

 

食用と間違えやすい有毒植物の一部

 

食用に間違えやすい有毒植物については厚生労働省のホームページでも確認することができるので一部引用して紹介しようと思います。

ほかにも毒キノコについての記載もあるので、気になる方が一度確認して見るのもいいかもしれません。

・イヌサフラン

葉っぱがギョウジャニンニク・ギボウシ、球根はジャガイモやタマネギなどに似ており、食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などの中毒症状があります。

・スイセンおよびスノーフレーク

ニラやノビル・タマネギなどによく似ており、食べて30分以内で吐き気や嘔吐などの中毒症状が現れます。スイセンの場合、下痢や発汗などの体調不良になる可能性もあります。

・トリカブト

ニリンソウ、モミジガサなどに似ており、食べて10分から20分以内に口や舌、手足のしびれや呼吸不全になって死亡してしまうケースもあります。

出典:有毒植物による食中毒に注意しましょう |厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/)を元に作成。

 

まとめ

 

山菜は旬のものを美味しく頂くことができるため山菜採りに山へでかけるという人も多いと思います。

しかし「その場所が安全か」「この山菜や野草は食用なのか」などしっかり見極めないといけない分、初心者にはいろいろ難しそうだなと感じた、くー。なのでした。

 

画像提供元かわいいフリー素材集 いらすとや 

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