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【進化する夏のデザート】カキ氷やハロハロなどの話をまとめてみた(あずきバーカキ氷)

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【2017.12.21に類似していた記事と統合しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

暑い季節になると涼を求めて冷たいものを求めてしまいますよね。そんな夏向けアイテムのなかで長年愛され続けて毎年定番になったミニストップの『ハロハロ』に新しい味が追加されるというニュースを見つけました。

今回は毎年楽しみにしているファンも多いハロハロやカキ氷にまつわる話をしたいと思います。

 

 

枕草子にも書かれていたカキ氷は特権階級の人の食べ物だった

 

カキ氷は今では子どもから大人まで誰でも気軽に食べられますが、実は日本最古の随筆とされる『枕草子』で特権階級の人の食べ物として登場していることをご存知でしょうか?

枕草子の中で登場するカキ氷は『氷を刃物で削った削り氷にあまずらをかけた』という描写がされており、内容からもそれがカキ氷とわかる文章となっています。

ちなみにあまずらとは平安時代に使用されていた甘味料のことで、現代でいうこところのシロップのようなものだったのかもしれませんね。

そんなカキ氷、当時は一部の特権階級の人間しか食べられなかったのですが、大きな理由として平安時代の話なので現代にある製氷技術や冷凍庫のような保存技術もなかったということがあります。

製氷技術や保存技術もない状況ですから、自然に凍った氷を切ったものを都まで運んでくるまでに(溶かさないよう何かに包んで運んだとしても)元のサイズよりも小さくなるのが想像できますよね。

そのうえ甘味料も高価だった時代ということもあり、貴重なものばかりをぜいたくに夏で使うカキ氷は一般庶民はカキ氷を食べることができなかったのです。

 

カキ氷が一般庶民に広まったのは明治時代から

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そんなカキ氷の登場から時が流れ、文明開化で有名な明治時代になると一般庶民向けのカキ氷が登場するようになります。

これは人工的に作った氷の生産が拡大されたなどの理由でカキ氷が作りやすい環境が整ってきたことが考えられます。

そんな庶民のカキ氷が登場しましたが、この頃は小豆あんをトッピングした『金時』と砂糖を振り掛けて砂糖水をかけた『みぞれ』が一般的で現代でよく見かけるカキ氷シロップやフルーツなどを飾って食べるものはまだ登場していません。

そんなカキ氷もいまでは海外のいろんな地域で食べられており、日本で今では一般的になったハロハロ以外だと「台湾の台湾カキ氷」「韓国のパッピンス」「トルコのビジビジ」「マレーシアのアイスカチャン」など世界各地にその国ならではのカキ氷を食べることができます。

この海外のカキ氷はものによってはその特徴的な削り方もあり「お店でしか楽しめない」というものもあります。

しかし最近ではいろんな削り方ができるカキ氷機も発売しており、自宅で海外風スイーツカキ氷を楽しむこともできるようになりました。

 

 

定番化した夏のカキ氷スイーツ『ハロハロ』

 

日本で古くから親しまれていたカキ氷でしたが、近年ではアイスやフルーツなどいろんなトッピングをしたカキ氷スイーツを見ることが多くなりました。

そのひとつがカキ氷スイーツ『ハロハロ』です。ハロハロはコンビニチェーンで有名なミニストップで約四半世紀前から夏季限定で発売されてから一気に認知度が上がったスイーツ毎年増えていく個性的なメニューを楽しみにしているという人も多いのではないでしょうか。

そんなミニストップのハロハロは日本風にアレンジされているため本場フィリピンのハロハロとは少しちがうようですが、夏場に美味しく食べられるカキ氷デザートという点では同じだと思います。

 

ハロハロはフィリピンの代表的なカキ氷デザート

 

ハロハロはタガログ語で「混ぜこぜにする」という意味があり、カキ氷にさまざまな果物やアイス・ゼリーなどいろんな甘いものを混ぜて食べるフィリピンのデザートです。

そのためハロハロは「これを入れないとハロハロじゃない」という決まりがなくハロハロと一口に言ってもさまざまな味があるバリエーション豊かなカキ氷デザートとなっています。

この「特に決まりがない」というハロハロの特徴もあって、ミニストップのハロハロもこれまであった「みたらし団子」や「ドデカミン」などの面白い味のラインナップがOKになったのかもしれませんね。

【ちなみに:ハロハロと似たデザート『ハッピンス』】

先ほど紹介した韓国のカキ氷『ハッピンス』はハロハロに似たデザートで、カキ氷の上にトッピングをたくさん盛り付けて混ぜ合わせて食べるため「混ぜこぜ」という意味を持つハロハロと共通点がいくつかあるようです。

 

変り種カキ氷!あずきバーを削った新感覚カキ氷

 

カキ氷と同じく夏の暑い時期に食べたくなる冷たくて甘いものにアイスがありますが、そんなアイスを削ってカキ氷にしてしまうアイテムが現れました。

それもあの硬すぎることで有名なあずきバーをかき氷にできるオモチャという変り種な内容となっており、あずきバーが好きな人なら気になる話ではないでしょうか?

 

硬さに定評のある『あずきバーに』真打タカラトミーアーツが挑む

 

硬すぎるアイスで有名な『あずきバー』を自分の手で削ってカキ氷にして食べることができる面白いオモチャがタカラトミーアーツから発売されました。

商品ページ(http://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/azukibar/)でその詳細な内容を確認してみると『あずきバー専用かき氷器』と銘打っており、あずきバー65mlのみですが、真食感のふわっとしたあずきバーを楽しめるようになっています。 

 

 

 

あずきバー専用かき氷器ができるまではカナリ長い道のりだったようで、商品ページにはあずきバー専用かき氷完成への道が紹介されています。

ちなみにあずきバーの販売元である井村屋の担当者さんはまさか本当に完成させるとは思ってもみなかったようで驚嘆のコメントも寄せられていました。

そんな面白いオモチャをつくったタカラトミーアーツはこれまでも『おかしな〇〇』シリーズなど楽しんで食べられるオモチャを発売しており、なかには究極のたまごかけごはんを5分でつくる専用機まであるので今後の新商品にも期待が高まりますね。

 

究極のTKGが5分でつくれる専用機『究極のTKG』を取り上げた記事

 

まとめ

 

カキ氷は古くから暑い時期の涼のために親しまれていることもあり、カキ氷スイーツであるハロハロも日本で認知度が高くなりました。

海外でもその国と地域の特色があるカキ氷があり、一部のものは日本に出店していることもあっていろんなカキ氷を楽しむことができます。

そんななか技術の向上もあって家庭でお店並においしいカキ氷をつくれるカキ氷機も登場し、今後もいろんなカキ氷が楽しめそうなのがうれしい、くー。なのでした。

 

 画像提供元かわいいフリー素材集 いらすとや 

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